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弊社本社工場における貯酒タンク爆発について(お詫びと今後の対策について)

企業情報

2015年8月11日

1.事実の概要

2015年8月10日(月)午後1時00分頃、弊社が操業する本社工場におきまして貯酒タンク(1基)の爆発が発生いたしました。幸い内蓋の落下のみで、設備の破損や人的被害、焼酎の漏えい及び品質への影響はございませんでした。
近隣住民の皆様をはじめ、関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。

2.発生場所

宮崎県都城市下川東4丁目28号1番
霧島酒造株式会社 本社工場 貯酒タンク

3.発生日時

2015年8月10日(月)午後1時00分頃

4.経緯と内容

(1) 午後1時00分頃、当該タンク(直径6.7m、高さ8.5m)近くの事務所にいた社員が爆発音のような音を確認する。
(2) 当該タンク2m脇の地面にタンクの内蓋(直径65cm、重さ5kg)が落下しているのを発見。外蓋(直径89cm、重さ19kg)は、鎖で繋がれておりタンク上部に残っていることを確認。
(3) 爆発は一瞬であり、周囲の貯酒タンクや建物等への延焼はなかった。
(4) 爆発の衝撃で内蓋が落下したのみで、当該タンクおよび周辺設備の破損、人的被害はなかった。
(5) 午後3時45分頃、消防・警察による現場検証の実施。
(6) 午後5時30分頃、消防・警察の現場検証・調査の終了。

5.原因

  • 調査結果:
    事故発生直前、工事施工業者が当該タンクへ繋がっている焼酎移送用配管の工事を行っており、グラインダーで配管の切断作業を行っていた。その際に発生した火花が引火原因と考えられる。
  • 事故発生過程:
    事故当時、切断作業中であった当該タンクへ繋がる配管のバルブが「開」となっていた。そのため配管内には、タンクからのアルコール蒸気が存在しており、火花によって引火したと考えられる。さらに配管内を通じてタンク内のアルコール蒸気に引火し事故が発生した。

6.今後の事故防止に向けた対策

以下の是正や作業手順の改定を早急に行い、これを関係者に教育・周知を徹底し、再発防止を図る。

  • アルコール蒸気が発生する可能性が高いエリアでの火器使用は原則として禁止する。(現在も実施中)
  • やむを得ず火花等が発生する特殊工事等を行う場合は、アルコール蒸気の発生箇所を関係者と共有し、バルブ「閉」の確認等の万全な対策を講じた上で作業を実施する。
  • 工事施工業者に、口頭にて伝えていた特殊作業時の注意事項を書面にて伝達する。

今回の事故により近隣住民の皆様をはじめ、関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしたことを改めてお詫びいたしますとともに、上記対策の徹底を通じ、再発防止に向け努めてまいります。

本件に関するお問合せ先

霧島酒造株式会社 お客様相談室
電話:0986-22-8066
受付時間:9:00〜17:00(土日祝日、弊社休業日を除く)