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サツマイモ発電事業開始について
企業情報
2014年8月29日
霧島酒造株式会社は、芋焼酎の製造過程で生じる芋くずや焼酎粕※1を資源としたバイオマス発電である“サツマイモ発電”による発電事業に本格参入いたします。
弊社は、近年の環境に関わる規制強化のなかでいち早く2003年から焼酎粕の廃液処理に取り組み、2006年には焼酎粕をバイオマス資源として利用するリサイクル事業を開始。2012年よりリサイクルプラントの増設により国内最大級の焼酎粕リサイクルプラントとなり、増加するバイオガスを有効利用するため、焼酎製造工程の蒸気ボイラー熱源へと用途を拡大してまいりました。そしてこの度、「再生可能エネルギー固定価格買取制度※2」に基づきバイオマス発電システムによって発電した電力を全て九州電力株式会社へ売電する事業を2014年9月より開始します。このサツマイモによる発電事業は国内では初めて、本格焼酎メーカーとしては国内最大規模の発電量※3です。
弊社は焼酎製造、販売だけでなく、リサイクル事業の推進を責務としており、発電事業によって地域の資源に立脚した企業として、資源の持続可能な利用を目指すとともに、環境への負荷を増やすことなく、自らの成長、地域の活性化を実現していきます。
- 1.発酵した焼酎もろみを蒸留した後に残った残渣物。芋製焼酎の場合、焼酎の約2倍量が排出され、水分を約95%含んでいます。
- 2.経済産業省のもとで2012年7月に開始され、再生可能エネルギーを用いて発電された電気を一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。
- 3.年間約400万kWh(一般家庭の消費電力量に換算すると、約1,000世帯分の年間使用量に相当)