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レア World Wide
黒霧島 × 未知なる世界シュアル族 in アマゾン
古代から変わらぬ景色と
色鮮やかな人々
エクアドル シュアル族
5つの国を抱くように流れるアマゾン川。南アメリカ西部に位置するエクアドルもアマゾン川の恩恵を受ける国のひとつです。赤道直下の国で、国名のエクアドルはスペイン語で「赤道」を意味しています。
エクアドルで最大の先住民グループのひとつであるシュアル族。アマゾン川の上流部地域に住んでおり、かつて、グループ同士の戦いで勝利の証として相手の首を手に入れていたことから「首狩り族」とも呼ばれていました。彼らの特徴は、顔の赤い伝統模様。ベニノキという植物の赤い種子を潰して染料を作り、顔に鮮やかにペインティングしたものです。頭や体は、アクセサリーで装飾をしており鮮やかな見た目が印象的です。
時代が進むにつれ、シュアル族の生活スタイルは、住む地域によって変わってきました。都市周辺の人々は現代的な暮らしを送る一方、狩猟や農耕を中心とした原始的な生活を続けている人々もいます。畑で栽培している植物は「ユカ」というタピオカの原料にもなっているイモ。焼いたり、スープに使ったりする他、煮たユカを口で咀嚼し発酵させて「チチャ酒」を作ることもあります。また、女性たちが川で洗濯をする際にはある樹木の根を使うそう。まるで洗剤のように泡立つというから驚きです。
エクアドル共和国
- 面積
- 25.6万平方キロメートル(本州と九州を合わせた広さ)
- 人口
- 1,639万人(2016年,世界銀行)
- 首都
- キト
撮影秘話Back story
機材を担いで歩いて入村
ロケ地となった村のひとつは車両での入村が不可能だったため、歩いて移動することに。
スタッフは長靴に履き替え、撮影に必要な機材を担いで30分かけて村へ到着。
大切な機材を運ぶのに一苦労するものの、どんな景色が待っているのかドキドキする移動だった。
入村の儀式で顔にペインティング
入村する際、儀式が行われ、スタッフ全員が村人たちからメイクを施された。
日本名でベニノキ(紅の木)の種子を潰した赤の染料が使われている。
日没までの時間との闘い
また別の村では、電気が通っていないため、夜間は真っ暗になる。
撮影は、日没までかかり、撤収時は完全に日が暮れてしまった。
機材を撤収するための導線を確保するために車のヘッドライトを使用。電気の有り難さを実感する瞬間だった。