焼酎製造の過程で発生する焼酎粕や芋くずは、微生物を使ってメタン発酵しています。メタン発酵により取り出したバイオガスは、焼酎製造工程で蒸留の際に使用するボイラー燃料として自社還元しています。さらに焼酎粕を堆肥として畑に還元したり、バイオガスの使用により、年間約4,500トンのCO2を削減するなど、リサイクルによるゼロエミッションの実現を目指しています。
自社で生成したバイオガスはボイラー燃料として使用するだけでなく、発電設備を使用して電力に変換、地域の電力会社に売電しています。 この事業を 「サツマイモ発電」と名付け、国内外から注目されています。発電事業により、環境負荷を増やすことなく、九州産のさつまいもを有効利用しています。年間の発電量は、850万kWh(キロワット・アワー)。これは約2,400世帯分の年間の消費電力量に相当します。
従来、商品の輸送はトラック輸送が大半を占めていましたが、2005年頃より、輸送に係るCO2の排出量の少ない鉄道や船舶輸送に切り替える「モーダルシフト」に取り組んでいます。
また全国9ヵ所に配送センターを設置したり、トラック1台あたりの積載率を上げたりすることで、輸送効率の向上を図っています。
そのほかにも、環境に配慮した生産活動に取り組んでいます。